完成した10センチフルレンジのバスレフスピーカー。
外形寸法は、W211 D215 H331 重さは3.2kg。
その音質は・・
管理人世代から見てフルレンジ一発と言えば、馴染みの深いところでBOSEという事になる。
手持ちは時々登場する100Jで、11.5cmのフルレンジ。
当時の価格はペア25,000円くらいだったと思う。
このBOSE先輩と聴き比べてみた。
100Jは大きさの割に低音の伸びと厚みがあり、意外と迫力が出る。
しかし、その分高い方は出ないため、サウンドステージは横に広く平坦で、上方向への広がりは薄くウェルネスが物足りない。
今回の比較で分かったのだが、低音は出るが作為的であり、和太鼓の連打音源ではレスポンスが追いつかない。(低音ずれが出る)
対する自作スピーカーは、レンジが広く、解像度も上回り、サウンドステージは上にも広がる。
低音の解像度も良く、和太鼓の連打では、きっちりついて来るレスポンスがあって再現性で上回る。
1本の価格は材料とユニット代の合計で8,000円程度なのだから、同様な価格の既成品に比べて損は無い。
あとは製作代分を自分でどう見るか?という事になる。
フォステクスのFEシリーズは「紙臭い」などと表現されるらしいが、自分には感じられなかった。聴き慣れたKEFと比べても違和感のないナチュラルなサウンドだと思う。
さて、自作派の真意とは?
まだ入り口であるからして、なんとも言えないが、これはある意味エンドレスかつスパイラルな迷宮への誘いであろうかと・・出来上がったものが、これでベストなのかが分からないから。
また作るのか?
こんなのがゴロゴロとあるのを想像すると、悪寒がしないでもない。(笑)
そもそも、置き場所がなーい。
せいぜいあと1つ、縦長のかな。
これでサラウンドのチャンネル分作るのは、そう非現実的でない選択肢でしょう。
何より、ユニット以外の余計な重さが無いのでスピーカー自体が軽い。
サラウンドの壁掛けには有利。
何なら、天井スピーカーの自作は有用な手段。
天井取付けが「みっともない」などと野暮な事を思わなければ(言われなければ)ね。
1. 無題
フォスのFEシリーズですが、鳴らし始めは中音域が若干薄い感じがありますが、
エージングが進むに従い、ナチュラルがサウンドに変化してくるかと思います。
スーパーTWとかをコンデンサ一発(一次ネットワーク)でアドオンしてやると
相当化けますので、いろいろと試してみると面白いです。